【燕vol.7】6:45出勤、19:30帰宅!? ──空を飛ぶ“六和敬の行者”アナツバメのリズムと哲学

【燕vol.7】6:45出勤、19:30帰宅!? ──空を飛ぶ“六和敬の行者”アナツバメのリズムと哲学
目次

6:45出勤、19:30帰宅!?──空を飛ぶ“六和敬の行者”アナツバメのリズムと哲学

こんにちは、時 昴です。
今回の「ツバメの巣研究室」は第7章。アナツバメの暮らしのリズムについてお届けします。


■ アナツバメは“定時出勤・定時退勤”の鳥!?

朝6:45に一斉に出発し、夜19:30に戻ってくる── まるで“自然界の公務員”ともいえる暮らし。

アナツバメは、この時間に忠実な生活を毎日繰り返しています。
太陽の角度や湿度、気温のわずかな変化に反応して、 無駄なく、無理なく、生きているのです。

■ そのリズムが生き方そのもの

活動範囲は半径20km以内。
仲間と群れで飛びながら、餌場や風の通り道を効率的に把握し、 外敵からも身を守る“共存と協働”のスタイル。

これはまさに、自然と対話しながら暮らす生き方

■ 仏教の“六和敬”を体現する鳥

アナツバメはまるで、空を飛ぶ仏弟子のような存在です。
仏教には「六和敬(ろくわけい)」という、共同体が和合するための6つの教えがあります。

  • 身和敬: 空中でもぶつからない動き
  • 口和敬: 鳴き声で静かに意思疎通
  • 意和敬: 一夫一妻で協力する育児
  • 戒和敬: 6:45出発、19:30帰宅という自然律
  • 見和敬: 天井と壁に棲み分け、争わない
  • 利和敬: 必要とあらば、自分の巣を雛に与える

これらを空中で実践している──それが、アナツバメなのです。

■ TOYOTAとアナツバメ──驚きの共通点

「ムリ・ムダ・ムラ」をなくすことで有名なトヨタ式生産方式。
実はその本質が、アナツバメの暮らしにも通じています。

  • 無駄のない動き(20km圏内のエコライフ)
  • 品質重視(最高の巣作り)
  • 柔軟性(巣を雛に与えるサバイバル戦略)
  • 時間厳守(定刻出社・定刻帰宅)

もしかして…TOYOTAは、アナツバメをお手本にしている!?
──なんて冗談も言いたくなるほどの一致ぶり。

■ 美容素材としての“生き方の力”

ツバメの巣には、美肌・免疫だけでなく、“本来のリズムに戻す力”があるのかもしれません。

私自身、毎日摂っていて感じるのは、自然な眠気と回復力
「よく寝て、よく働く」──それが本来の人間の姿だとしたら、
アナツバメは、それを教えてくれる先生のような存在かもしれません。


📩 次回予告|

次回はいよいよ、「巣は一度しか使わない?──知られざる子育て哲学」についてお届けします。
アナツバメの潔さに、きっと驚くはずです。どうぞお楽しみに!

時 昴
記事を書いた人
時 昴さん