【燕vol.14】“細胞に耳を”──糖鎖が導く、美容と免疫の新常識

【燕vol.14】“細胞に耳を”──糖鎖が導く、美容と免疫の新常識
目次

細胞に“耳”があるとしたら──その名は「糖鎖」

今回は、ツバメの巣に含まれる奇跡の成分「糖鎖栄養素」について。


■ 糖鎖とは?──細胞のアンテナ

私たちの体をつくる37兆個の細胞。そのすべてが持っている“アンテナ”──それが糖鎖(グリカン)です。

糖鎖は、細胞表面に存在し、まるで「耳」のように周囲の情報をキャッチするセンサーのような存在。

この糖鎖が、細胞と細胞の対話や、ウイルスや炎症の検知、免疫の起動などを担っているのです。

■ 糖鎖の主な働きは3つ

  1. 認識:敵か味方か、細胞が正しく判断する
  2. 伝達:指令を他の細胞へ的確に伝える
  3. 防御:細胞自身を外敵から守るバリア機能

糖鎖が整っている状態=“感度の高い細胞”が働いている状態。

■ ツバメの巣に含まれる6種の糖鎖栄養素

アナツバメの巣には、以下の6種類の糖鎖が含まれています:

  • N-アセチルガラクトサミン
  • N-アセチルグルコサミン
  • ガラクトース
  • フコース
  • シアル酸
  • マンノース

これらは自然界の中でも貴重な栄養素であり、細胞の感受性を高める「アンテナ強化材」として機能します。

■ 糖鎖が減るとどうなる?

加齢、ストレス、生活習慣の乱れによって糖鎖は減少します。

その結果──

  • 免疫低下
  • 肌の老化・くすみ
  • ホルモンバランスの乱れ

つまり、「体の会話」がうまくいかなくなるのです。

■ 糖鎖を補う=“感度の高い体”を育てる

糖鎖栄養素を補うことで、細胞は本来の感度を取り戻します。

その結果、

  • 肌のハリやうるおい
  • 免疫バランスの安定
  • アレルギー症状の軽減
  • ストレスへの柔軟な対応

など、あらゆる「内側からの健康美」が整っていくのです。

次回は、“細胞の再生スイッチ”ともいえる「成長因子(EGF)」について詳しくお届けします。どうぞお楽しみに。

時 昴
記事を書いた人
時 昴さん